リフォーム箇所は優先順位を付けたうえで、相見積もりや補助金などを活用しましょう。
自宅が古くなったためリフォームをしたいものの「どこから手を付ければいいの?」「予算もあるから全部はリフォームできないけれど、おすすめの箇所とかあるの?」と疑問に感じている方も多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめのリフォーム箇所ランキング5選と、リフォームにおけるポイントについて解説します。優先的に手を付ける部分や失敗しないリフォームの仕方がわかり、リフォームに向けた一歩が踏み出せるはずですよ。
1. おすすめのリフォーム箇所ランキング5選
リフォームをしたいものの、どこから手を付けていいかわからない……。
そのようなときは、まずは「一般的にどの箇所からリフォームする人が多いのか」を見ていきましょう。
令和元年度の国土交通省の調査によると、リフォームを実施した箇所のランキングは下記のようになっています。
①居間(リビング)
②キッチン
③トイレ
④浴室
⑤外壁
それぞれについて解説します。
①居間(リビング)
リフォームをする人の割合が一番多いのが居間(リビング)。リビングは自宅での生活の大半を過ごす空間でもあることから、リフォームを行い、より快適に過ごしたいと考える方が多いです。
リビングの主なリフォーム内容は下記の通り。
・床や壁紙の張り替え
・畳からフローリングへの変更
・間取りの変更
時間の経過とともに色褪せてくる壁紙やキズが付いている床を張り替えることで、同じ空間でも明るく感じられ、日々の生活が楽しくなります。
また、長い間生活をするなかで家族構成なども変わり、間取りを変更したいと考える方も多いでしょう。リフォームの際に簡易的な間取り変更を行うことで、より快適に生活できます。
壁紙の張り替えは6畳の部屋で5〜7万円、床の張り替えは6畳の部屋で7〜10万円程の費用がかかります。間取り変更の際には別途設計費などもかかるため注意しましょう。
②キッチン
毎日利用するキッチンは年数が経過すると油や水で汚れてしまい、洗っても落ちない状態になってしまうことも。
最新のキッチンは性能も向上しているので、キッチンを交換することでより効率良く料理や洗い物ができるようになり、毎日の炊事が楽になります。最新のキッチンには下記のような設備が備わっていることが多く、食器洗いなどの時間も短縮できるでしょう。
・食器洗い乾燥機
・IHクッキングヒーター
・引き出し式の収納
・シャワー式水栓
キッチン交換の費用は40〜150万円と、性能によっても金額が異なります。ハイスペックなキッチンに憧れるかもしれませんが、本当に必要な機能かどうかを冷静に判断してくださいね。
③トイレ
トイレは掃除の時間がかかりますし、年数が経過するごとに落ちない汚れも出てしまいます。「トイレ掃除が面倒」「トイレ掃除の時間がもったいない」と感じている方も多いでしょう。
そのような方には、トイレのリフォームがおすすめです。最新のトイレには、下記のように様々な機能が付いています。
・自動洗浄機能
・節水機能
・節電機能
トイレを新しくすることで、掃除の手間が省けたり、毎月の水道代を節約できたりとメリットがたくさんあります。
また、既存のトイレ交換だけでなく、トイレ増設を希望する方も多いです。戸建てに住んでいる場合、1階にしかトイレがないのは不便と感じますよね。リフォームの際にはトイレの増設も検討してみてはいかがでしょうか。
トイレ交換の費用は15〜50万円程。増設の際には配管の工事なども必要になるため、見積もりを取ったうえで検討してください。
④浴室
浴室は体をきれいにするだけでなく、1日の疲れを癒す役割もあります。そのため浴室にはこだわりたいと考えている方は多いです。ジェットバスを付けたり、テレビを付けたりと、好みに合わせてカスタマイズするのもいいですね。
希望する人がとくに多いのは、浴室エアコンの設置。浴室エアコンを付けることで、浴室全体を暖められて冬の時期でも快適にお風呂に入れます。
また、春の花粉の季節や梅雨の季節でも浴室に洗濯物を干せることから、洗濯ができないストレスからも解放されるでしょう。浴室の交換費用は50〜150万円程です。
⑤外壁
戸建てに住んでいる方のなかには、「外壁の汚れをどうにかしたい」と考えている方も多いはず。毎日雨風にさらされている外壁は、数年〜10年おきに塗装をしないと見栄えが悪くなるだけでなく防水性能も低下してしまいます。
とくに白塗りの壁は、窓の縁からの汚れが垂れてくるなどして汚れが目立ってしまいます。家全体の印象を良くするためにも定期的にリフォームをするのがおすすめです。
外壁塗装の費用は、延べ床面積20坪の住宅で40〜90万円程。また、建物の高さによって足場を作る費用などが異なりますので、必ず見積もりを依頼してから判断しましょう。
2. リフォーム時の5つポイント
リフォームをする際には下記の5つのポイントを意識しましょう。
①相見積もり
②施工実績の確認
③リフォーム会社の提案力
④アフターサービスの確認
⑤補助金の活用
それぞれについて解説します。
①相見積もり
リフォーム費用を抑えるためにも、リフォーム時には必ず相見積もりをしましょう。
1社だけの見積もりでは、その見積もりが高いのか安いのかの判断ができません。とくに間取り変更を行う場合などは別途設計費がかかり、その費用はリフォーム会社によって異なるため、複数社に相談することをおすすめします。
②施工実績の確認
リフォーム会社を選ぶ際には施工実績の確認をしましょう。
費用だけでリフォーム会社を選んでしまっては、後々不具合が生じたり、満足できるリフォームでなかったりと残念な結果になってしまう恐れがあります。
リフォーム会社によって、マンションが得意な会社や戸建てが得意な会社など、リフォーム内容の得意不得意があります。リフォーム会社のホームページなどで施工実績を確認したうえで依頼するといいですよ。
③リフォーム会社の提案力
リフォームを依頼する際には、リフォーム会社の提案力で判断するのもおすすめです。
理想の住宅のイメージはあるものの、なかなか言葉にすることが難しかったり、設計上現実的ではなかったりすることもありますよね。そのようなとき、どのようにすれば理想に近いリフォームができるのかを提案してくれるリフォーム会社を選びましょう。
プロ目線のアドバイスを参考にすることで、より理想に近いリフォームを実現できます。
④アフターサービスの確認
リフォームをする際には、事前にアフターサービスの確認をすることも大切。下記のようなアフターサービスが充実しているかどうかで、リフォーム後の生活は大きく異なります。
・設備の保証期間
・不具合が起きた際の保証期間
・リフォーム瑕疵保険に加入しているか
リフォーム直後の不具合に関しては多くのリフォーム会社で保証していますが、その後いつまでアフターサービス期間があるかはリフォーム会社によって異なります。
また、設備の不具合が生じた際に、リフォーム会社が倒産していた場合は保証を受けられません。しかし、リフォーム会社がリフォーム瑕疵保険に加入していた場合は、もし倒産していたとしても保険金が出ます。
リフォームを依頼する際には、リフォーム会社がリフォーム瑕疵保険に加入しているかを確認しましょう。
⑤補助金の活用
補助金を活用することでお得にリフォームができます。
補助金を知っているか知らないかで金銭的に大きな差が出てしまいます。リフォームをする前に、利用できる補助金がないかを調べてみましょう。
多くの場合、下記に該当するリフォームは補助金が充実しています。
・介護・バリアフリーのためのリフォーム
・エコ・省エネのためにリフォーム
・耐震性を確保するためのリフォーム
一般的にリフォーム工事前に申請をしなければ利用できない補助金が多いため、事前に確認してくださいね。
3. まとめ
おすすめのリフォーム箇所ランキング5選と、リフォームにおけるポイントについて解説しました。リフォームは多くの費用がかかるため、リフォームする部分に優先順位を付けなければなりません。
多くの家庭で優先的にリフォームをする箇所は下記の通りです。
①居間(リビング)
②キッチン
③トイレ
④浴室
⑤外壁
これらの箇所をリフォームすることで、快適に生活できるだけでなく、将来的に売却する際にも購入検討者の第一印象が良くなるはずです。リフォームにかけられる費用は人それぞれですが、補助金なども活用しながらお得にリフォームをしましょう。
リフォームをお考えならハウスウェルへ!ぜひご覧ください