売却実績No.1のハウスウェル

買い手が付きづらい借地権は売却できる?成功の秘訣と注意点を専門家が解説|不動産売却コラム|さいたま市・埼玉県の不動産売却はハウスウェル

不動産売却コラム

result


< コラムの一覧へ戻る

買い手が付きづらい借地権は売却できる?成功の秘訣と注意点を専門家が解説

2025-07-24

2020-10-18

不動産のことで悩んだらLINEからお気軽に相談ください



「借地権付きの建物は買い手が付きづらいって聞いたけど、本当に売却できるの?」そんな不安をお持ちの方も多いでしょう。確かに借地権は一般的な所有権物件と比べて売却が困難とされていますが、適切な方法を知れば十分に売却可能です。重要なのは、なぜ買い手が付きづらいのかを理解し、その課題を解決する戦略を立てることです。本記事では、借地権売却の現実から成功の秘訣まで、専門家の視点で詳しく解説します。

1. なぜ借地権は買い手が付きづらいのか?理由を解説





借地権が「買い手が付きづらい不動産」と言われる理由を正しく理解することが、売却成功への第一歩です。


借地権が敬遠される主な理由


複雑な権利関係への不安
多くの買主が借地権を敬遠する最大の理由は、権利関係の複雑さです。「土地は借りているだけなのに、本当に安心して住めるの?」「地主とトラブルになったらどうしよう」といった不安を抱く方が多いのが現実です。

住宅ローンの審査が厳しい
借地権付き建物は、金融機関の住宅ローン審査が厳しくなる傾向があります。土地の所有権がないため担保価値が低く評価され、融資額が制限されたり、金利が高くなったりするケースがあります。

将来の不確実性
「契約更新時に地代が上がるかも」「更新を拒否されたらどうしよう」といった将来への不安も、買主が二の足を踏む理由の一つです。

専門知識の必要性
借地権の種類や契約内容を理解するには専門知識が必要で、一般の買主には敷居が高く感じられます。


しかし借地権は確実に売却できる財産

これらの理由で買い手が付きづらいのは事実ですが、借地権は法律で保護された立派な財産権です。適切な方法で売却活動を行えば、必ず買主は見つかります。

借地権売却が可能な法的根拠
借地権は民法で定められた用益物権であり、売却・譲渡する権利が法的に認められています。地主の許可なく売却できる権利でもあります。

実際の取引実績
都市部を中心に、借地権付き建物の取引は日常的に行われています。特に東京都内では全住宅の約1割が借地権付きという地域もあり、一定の市場が確立されています。

借地権ならではのメリット
初期費用が抑えられる、固定資産税が安いなど、借地権にしかないメリットを理解している買主も存在します。

買い手が付きづらい理由を理解すれば、対策も見えてきます。まずは専門家に相談してみましょう。

 

2. 借地権売却成功の秘訣|買主に選ばれる物件にするコツ





買い手が付きづらい借地権でも、適切な戦略を立てれば成功率は大幅に上がります。ここでは具体的な成功の秘訣をお教えします。

借地権の種類を正確に把握し、魅力をアピールする


旧借地権の場合の訴求ポイント
旧借地権をお持ちの方は、その希少価値を前面に出しましょう。「実質的に永続利用できる権利」「地主が一方的に更新拒絶できない安定性」「将来的な値上がり期待」などを具体的にアピールできます。

普通借地権の場合の訴求ポイント
普通借地権でも「30年間の長期利用」「更新制度による継続性」「法的に保護された権利」という安心感を伝えることができます。

定期借地権でも売却は可能
定期借地権の場合は「相場より安い価格設定」「残存期間に応じた適正価格」で勝負しましょう。特に残存期間が30年以上ある場合は、十分な需要が見込めます。


地主との良好な関係をアピールポイントにする


地主との関係性が売却の鍵
「地主さんとの関係が良好」「これまでトラブルなし」「地代の値上げ要求もない」といった点は、大きなセールスポイントになります。

承諾手続きのスムーズさ
地主が売却に協力的であることを買主に伝えることで、安心感を与えることができます。事前に地主の同意を得ておけば、「承諾済み」として販売できます。

将来の更新についても確認
地主に将来の更新についての考えを確認し、「更新に前向き」という回答が得られれば、それも大きなアピールポイントになります。


適正価格での売り出しが最重要

相場より高すぎる価格設定は逆効果
借地権付き建物は元々買主が限られるため、相場より高い価格設定では全く売れません。適正価格での売り出しが成功の最重要ポイントです。

所有権物件との価格差を理解する
一般的に借地権付き建物は、同条件の所有権物件より20〜30%安い価格で取引されます。この現実を受け入れ、適正価格で勝負することが大切です。

査定は複数社で比較
借地権の査定は専門性が高いため、必ず複数の不動産会社で査定を取り、適正価格を見極めましょう。

成功の秘訣は「正しい戦略」と「適正価格」です。専門家と一緒に戦略を立てませんか?

 

3. 借地権売却の具体的な手順と成功のポイント





実際に借地権を売却する際の具体的な手順と、各段階での成功のポイントを詳しく解説します。


売却前の準備で差がつく|必要書類と事前調査

契約書の確認が最重要
借地契約書は売却価格を決める最重要書類です。契約の種類、期間、地代、更新条件などを正確に把握しましょう。契約書が見つからない場合は、地主に相談して写しを取得する必要があります。

地代の支払い状況をクリアにする
過去に地代の滞納がないことを証明できる資料を準備しましょう。滞納履歴があると売却が困難になるため、もし滞納がある場合は事前に完済しておくことが重要です。

境界と建物の状況確認
土地の境界が明確になっているか、建物に違法増築がないかなども確認が必要です。これらに問題があると売却時にトラブルの原因となります。

建物の修繕とクリーニング
大規模な修繕は不要ですが、見た目を良くする程度の修繕やクリーニングは効果的です。第一印象が良くなれば、買主の購買意欲も高まります。


地主との交渉を成功させるコツ

事前相談のタイミングが重要
売却活動を始める前に、必ず地主に相談しましょう。「売却を検討している」段階で相談することで、地主との関係を良好に保てます。

承諾料の交渉術
承諾料は借地権価格の10%が相場ですが、地主との関係性や地域の慣習によって変動します。一括払いの提案や、買主の信用力をアピールすることで、承諾料を下げられる場合もあります。

買主情報の事前共有
買主候補が決まったら、その人の職業や家族構成、人柄などを地主に伝えましょう。地主が安心できる買主であることをアピールすることで、承諾を得やすくなります。


買主への説明で信頼関係を築く

借地権の仕組みを丁寧に説明
借地権に詳しくない買主には、仕組みやメリット・デメリットを丁寧に説明しましょう。隠し事をせず、正直に説明することで信頼関係を築けます。

地代や更新条件の詳細説明
現在の地代が相場と比べてどうなのか、将来の更新時にどの程度の値上げが予想されるかなど、具体的な数字を示して説明しましょう。

住宅ローンの相談先も紹介
借地権に対応している金融機関の情報を提供することで、買主の不安を軽減できます。事前に複数の金融機関に相談しておくと良いでしょう。

具体的な売却手順については、経験豊富な専門家がしっかりサポートいたします。

 

4. 借地権売却の注意点と失敗しないためのポイント





借地権売却では、一般的な不動産売却とは異なる注意点があります。よくある失敗例を知って、同じ過ちを避けましょう。


よくある失敗例とその対策

失敗例1:地主との関係悪化で売却中止
承諾料でもめたり、事前相談を怠ったりして地主との関係が悪化し、結果的に売却できなくなるケースがあります。

対策:段階的な相談と柔軟な交渉
いきなり「売却したい」と伝えるのではなく、「将来的に売却を検討している」程度から始めて、段階的に相談を進めましょう。承諾料についても、最初から相場通りを要求するのではなく、地主の事情も考慮した柔軟な姿勢が大切です。

失敗例2:価格設定を間違えて長期間売れない
所有権物件と同じような価格設定をして、全く買主が現れないケースがよくあります。

対策:現実的な価格設定と市場分析
借地権付き建物の相場を正確に把握し、現実的な価格設定を行いましょう。「高く売りたい気持ち」よりも「確実に売る戦略」を優先することが重要です。


信頼できる不動産会社の見分け方

借地権取引の実績を必ず確認
借地権の売却は専門性が高いため、実績のない会社では適切な対応ができません。過去1年間の借地権取引実績を具体的に聞いてみましょう。

地主との交渉経験の有無
承諾手続きや承諾料の交渉経験があるかも重要なポイントです。地主との交渉に慣れていない会社では、トラブルの原因となる可能性があります。

査定の根拠が明確かどうか
査定額の根拠を明確に説明できる会社を選びましょう。「なんとなく」や「希望に合わせて」といった査定では、現実的な売却は困難です。

アフターフォローの充実度
売却後のトラブル対応や相談窓口があるかも確認しておきましょう。借地権は売却後も地主との関係が続くため、継続的なサポートがあると安心です。


売却のタイミングを見極める

市場環境を考慮したタイミング
不動産市場が活況な時期の方が、借地権付き建物も売却しやすくなります。市場動向を見ながら、最適なタイミングを見極めましょう。

借地権の残存期間も重要
契約更新のタイミングが近い場合は、更新後に売却した方が有利になることもあります。残存期間と市場環境を総合的に判断することが大切です。

税制面での考慮
居住用財産の3,000万円特別控除など、税制面でのメリットも考慮してタイミングを決めましょう。

失敗しない借地権売却のために、まずは専門家による詳細な診断を受けてみませんか?

 

まとめ


買い手が付きづらいとされる借地権ですが、適切な知識と戦略があれば確実に売却できます。重要なポイントを改めて整理すると以下の通りです。

借地権売却成功の秘訣
・買い手が付きづらい理由を理解し、それに対する対策を講じる
・借地権の種類と特徴を正確に把握し、魅力を最大限アピールする
・地主との良好な関係を維持し、承諾手続きをスムーズに進める
・現実的な価格設定で市場に訴求する
・借地権に詳しい専門業者に依頼する
・買主への丁寧な説明で信頼関係を築く

借地権が「買い手が付きづらい不動産」と言われるのは確かですが、それは正しい売却方法を知らないことが原因である場合がほとんどです。借地権は法的に保護された立派な財産権であり、適切な手順を踏めば必ず売却できます。

特に重要なのは、借地権の特殊性を理解した専門業者に依頼することです。一般的な不動産会社では対応が困難な地主との交渉、適正価格の算出、買主への説明などを、経験豊富な専門家がしっかりサポートします。

相続や住み替えで借地権の売却をお考えの方は、「売却できないかも」と諦める前に、まずは専門家による無料査定で可能性を確認してみることをおすすめします。正しい戦略と適切なサポートがあれば、満足のいく売却を実現できるはずです。

借地権売却でお困りの際は、ぜひ専門家にご相談ください。無料査定で売却可能性を確認してみませんか?

不動産のことで悩んだらLINEからお気軽に相談ください

不動産の価格を知りたい・売却を依頼したい

無料売却査定を依頼する

分からないことを相談したい・まずは資料が欲しい

無料まずはプロに相談をする

0120−2103−07

営業時間 / 10:00~19:00
定休日 / 年中無休

新着コラム