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どこをリフォームすると売れやすくなる?中古住宅売却のための3つのポイント

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売却予定の家の経年劣化は気になるところですが、フルリフォームするとなると大きな費用や長い時間がかかります。この記事では、具体的にどこをリフォームすると売れやすくなるのか、知っておきたい「3つのポイント」を解説していきます。

人が生活する以上、設備が傷んでくるのは仕方のないことです。
しかし、古いからといって新築のようなピカピカの家にリフォームする必要はありません!この記事では、お金も費用も最小限に済む「プチリフォーム」をおすすめします。



 

1. 壁紙、床、水回りのリフォームで売却しやすい家に!


壁紙、床、水回りのリフォームで売却しやすい家に!
家を売るときに、リフォームしたほうが高く売れると思っていませんか?答えは必ずしも「YES!」とは言い切れません。買主は少しでも安くてよい家を求めています。よい家とは、それぞれの生活スタイルに合った間取りや設備が最低限整っている家のことです。

「畳の部屋をフローリングに」「バリアフリーを意識して段差を少なく手すりを多めに」「料理が好きなので手入れのしやすいキッチンに」など、自由にカスタマイズできるのが中古住宅の強みなのです。

それでも、最低限リフォームしたほうがよい箇所はあります。早速見ていきましょう!


 

◎壁紙は部屋の顔!白のクロスで明るい部屋に◎



リフォームすると売れやすくなる1つ目の箇所は、「壁紙」。壁紙(クロス)の汚れや黄ばみは、もっとも経年劣化を感じさせます。どんなにきれいに使っているつもりでも、傷や汚れは築年数の経過とともに顕著になっていきます。

部屋が広くても日当たりがよくても、壁紙が剥がれていたり汚れていたりすると内見の際によい印象を持たれませんよね。タバコのヤニによる黄ばみは、その臭いもマイナスポイントに。

リーズナブルな白の壁紙に張り替えることで、部屋全体が一気に明るくなりますよ!費用対効果の点でもっとも効率のよいリフォームと言えるでしょう。柄や色物の壁紙は個性が出てしまい費用も高いので、張り替える場合は量産型の白の壁紙をおすすめします。


 

◎床はシンプルなフローリングに!意外と傷は目立ちます◎


リフォームすると売れやすくなる2つ目の箇所は、「床」。壁紙と同じく、床の傷は他人から見るととても目立ちます。光が反射すると一層細かい傷が見え、年季を感じさせてしまうからです。

普段こまめに掃除をしていても傷はこまめに補修できないですよね。築年数が浅く目立った傷がない場合は、部分的にホームセンターで売っているキットを使いDIY補修するのも手です。ただし、コツが要りますので慎重におこなってくださいね。

床材はシンプルなフローリングがおすすめ!表面が傷コーティングされているフローリングは万人受けし、掃除も楽です。畳は劣化しやすくメンテナンスに費用がかかるので、思い切ってフローリングに変更するとよいでしょう。


 

◎トイレは最新型の洋式に交換!ピカピカのトイレで差をつけよう◎


リフォームすると売れやすくなる3つ目の箇所は、「トイレ」。和式のトイレって少々イメージダウンですよね。和式のトイレはそれだけで避けられてしまう傾向にあります。とくに築年数が10年を経過したらトイレの交換はマスト。なぜなら、トイレに限らず設備の法定耐用年数は10年が目安だからです。

洋式の場合も、売却を機に最新型のトイレに交換しましょう。トイレはどんどんコンパクトに進化していて、掃除もしやすい形状のものが普及しています。ウォシュレット、温水便座、タンクレスのトイレは好印象ですよ。


 

2. リフォームにかける費用は100万円以内に収める


リフォームにかける費用は100万円以内に収める

 

◎壁紙・床・トイレのリフォーム相場と注意点◎



リフォームにかける費用はできるだけ安く収めるのがコツです。見栄えをよくしようとリフォームにお金をかけるのはもったいないこと!

部屋の広さや間取り、築年数、戸建てかマンションかにもよりますが、リフォームは100万円以内に収めるようプチリフォーム(簡易リフォーム)にするのがベターでしょう。

壁紙と床のリフォームは、約20万円~40万円が相場となっています。クロスの場合は単価を算出するのに㎡単価とメートル単価の2種類があり、一般的にはメートル単価で提示されることが多いでしょう。床の張り替えは部屋の面積に比例します。床暖房がついている場合は料金が上がりますので、慎重に検討しましょう。

トイレのリフォームの相場は、約10万円~20万円です。トイレが多い戸建てはグレードを落としたタイプでも十分でしょう。

また、リフォームの前に必ず複数のリフォーム業者に連絡して見積もりを取りましょう。リフォームには材料費のほかに工事費もかかります。目立った穴や大きな破損がある場合は追加請求される場合も。「諸経費」という名目でよくわからない料金を上乗せしてくる悪徳業者には要注意です。


 

◎意外と気付かない!リフォーム中の宿泊費◎
 

リフォーム費用ばかりに気を取られていませんか?実は、リフォーム中は仮住まいを探さないといけないのです。リフォームには時間がかかりますので、その期間ホテルやウィークリーマンションに宿泊するケースがほとんどです。

すでに新居を購入している場合や実家を活用できる場合は別ですが、仮にビジネスホテルに泊まるとしたら1泊5,000円~10,000円が相場。連泊プランや長期滞在プランが用意されているホテルもあるので、工事日が確定したら早めに仮住まいを予約しましょう。


 

3. 自己判断よりプロに相談!リフォームする前に信頼できる不動産会社を探すコツ


自己判断よりプロに相談!リフォームする前に信頼できる不動産会社を探すコツ
「高く売りたい」と先走ってあれもこれもとリフォームしようとすると、お金がかかるだけでなく、買主にとっては自分たちでカスタマイズできる楽しみを奪われて「余計なお世話」になってしまうことも。

できればリフォームする前に、不動産会社に相談しましょう!どこをリフォームするべきか、しないほうがよいのかは、プロの視点で客観的に判断したほうが確実だからです。

信頼できる不動産会社は、「高く売る」ことよりも「早く売る」ことを重視します。早く高く売れるに越したことはありませんが、相場より高く売ることばかりを重視して高すぎる査定額を提示する不動産会社は避けたほうがよいでしょう。査定額が高いと買主から敬遠され、思っていた以上に売却活動が長期戦になるおそれも。

信頼できる不動産会社を探すためには、ホームページや口コミをもとに最低3社に査定してもらいましょう。査定額にロジカルな根拠を提示し、具体的な売却期限を提案してくれる不動産会社がよいですね。ほかにも、売却実績が年間どのくらいあるか、似たような売却事例があるかもあわせて確認してください。

また、業務内容にも着目しましょう。売買だけでなく賃貸もおこなっている不動産会社であれば、提携しているリフォーム業者を紹介してくれる可能性が高いです。自分でリフォーム業者を探すより断然効率がよいでしょう。まずはプロに相談するのが早く売るコツです!


 

まとめ


中古住宅を売る場合、壁紙・床・トイレのプチリフォームをすることで買主が早く見つかる可能性が高まります。重要なのは、リフォームにお金をかけすぎないことです!

買主のニーズをつかみ、信頼できる不動産会社と相談しながら「早い売却」を成功させましょう。この記事が参考になれば幸いです。

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