離婚後にシングルマザーとしてお子さんを育てるうえで、将来のマネープランについて考えることは非常に大切です。
そこで、こちらの記事では、シングルマザーの方に知っておいてもらいたい「FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する際に準備しておくべきアイテム」をご紹介します。
1.FPに相談する際に必要な持ち物リスト
FPに相談する際、相談内容によって必要なアイテムが異なる場合があります。ここからは、「家計」「保険」「お金全般」の3つの相談内容別に、必要なアイテムをご紹介しましょう。
①家計に関する相談
FPに家計に関する相談をする際は、次のアイテムを用意してください。
FPによる家計相談では、家計簿を使って支出を把握し、源泉徴収票を使って収入をチェックするのが一般的です。また、預貯金の総額で家計の資産状況を確認します。
ほかにも住宅や車のローンの残債があったり、資産運用をしたりしている場合は、それらの情報がわかるものを持参しましょう。さまざまな情報をもとに、FPは家計に無駄な支出がないか、さらに活用できる控除はないかを確認します。
②保険に関する相談
医療保険などの保険に関する相談をする際は、次のアイテムを用意してください 。
・加入している生命保険の保険証券
・健康診断の結果 |
FPによる保険相談では、契約内容に不備がないか、そして現状よりも安い保険に変更できないかを確認します。医療保険や生命保険などには健康状態によって加入できないものもあるため、健康診断の結果も持参することで、商品の絞り込みがスムーズに進むでしょう。
③お金全般に関する相談
お金に関する全般的な内容を相談する場合は、次のアイテムを持参してください。
「将来になんとなく不安がある」など、明確な相談事がない場合でもFPに相談できます。お子さんのためにどの程度貯蓄をすべきか、将来の教育資金や老後のお金など、さまざまな疑問を解決してくれるはずです。
相談する内容が曖昧な場合であっても、家計の状況がわかるものを用意しましょう。
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2.FP相談をスムーズに行なうための事前準備リスト
FPへの相談をスムーズにするためには、相談時の持ち物以外にも準備すべきことがあります。
1. 資産状況と収支を把握する
2. 自分の理想とするライフプランを考える
3. 質問したい内容を事前にまとめておく
4. 事前に指定されている内容を共有する
5. 相談する内容についてある程度予習する |
それぞれの詳しい内容について見ていきましょう。
①資産状況と収支を把握する
まずは、現在の資産状況と収支を正確に把握してください。FPは、資産や収支の状況に合わせて適切なマネープランを提案します。
日頃から家計簿をつける習慣がない方は、銀行口座の残高と1年前の残高を差し引くことで大まかな資産や収支を把握できますよ。
②自分の理想とするライフプランを考える
FPに相談する前に、自分が理想とするライフプランをイメージしておいてください。お子さんの成長とともにお金が必要となるタイミングや資金計画を考えておくことで、必要な貯蓄額や相談すべき内容が明確になるでしょう。
③質問したい内容を事前にまとめておく
FPに質問したい内容は、事前にまとめておくことをおすすめします。何も準備せずに相談をした場合、相談後に疑問点や質問が出てくるかもしれません。
また、必要以上に相談時間がかかってしまうことも考えられます。質問内容や相談目的をあらかじめ整理しておくことが大切です。
④事前に指定されている内容を共有する
相談するFPによっては、事前に情報共有すべき資料があります。アンケートや質問票の記載が求められるケースもありますので、FPの指示に従いましょう。
⑤相談する内容についてある程度予習する
FPに相談する前に、相談内容に関連する用語などを予習しておくのもおすすめです。ある程度予備知識がある状態で相談をすると、FPの話をよく理解できますし、より深い相談ができます。
インターネットなどで相談内容に関連する事柄を調べるだけでも予備知識が身につきますので、ぜひ実践してみてください。
3.FP相談する際の基本ステップ
FBに相談をしたことがない場合、どのような手順で相談すべきかよくわからないですよね。
FPに相談する際の基本ステップは、次のとおりです。
1. ヒアリング
2. ヒアリング内容の分析・評価
3. ライフプランの作成
4. ライフプラン実現のための具体的な方法を考える |
それぞれの内容について詳しくご紹介しましょう。
①Step1:ヒアリング
最初に、FPによるヒアリングが実施されます。相談内容によって多少異なるものの、ヒアリングでは主に次のような内容を聞かれます。
・収入と支出の状況
・資産状況(貯蓄、株式、不動産など)
・お金に関する悩みや今後の目標 |
家計簿や通帳などがあると、資産状況やマネーフローを簡単に確認でき、スムーズにヒアリングが進むでしょう。また、現状抱えている悩みや課題、そして今後の目標についても質問されますので、事前に考えておくことが大切です。
②Step2:ヒアリング内容の分析・評価
ヒアリングの内容を踏まえて、分析や評価が実施されます。FPがヒアリング内容を分析、評価する際のポイントは、次の3つです。
・無駄な支出はないか
・現状の家計状況で目標は実現できるか
・現状のまま進むと将来的にどうなるか |
FPによる分析や評価を聞くなかで、どのような課題や問題を抱えているかが明確になります。気になるポイントについてはしっかりとメモを取り、疑問や不明点は都度クリアにしておきましょう。
③Step3:ライフプランの作成
分析や評価ができたら、目標を達成するためのライフプランを設計、作成します。ライフプランを作成する際には、次の3つのツールが有効です。
・ライフイベント表
・キャッシュフロー表
・個人バランスシート |
お金まわりの問題点を解決するためには、一過性ではなく継続的に実行できるプランを作成しなければなりません。FPが提案する改善策とあなたの意見をすり合わせて、無理のない範囲で実施できるプランを作成していきましょう。
④Step4:ライフプラン実現のための具体的な方法を考える
ライフプランを実現するために、FPから具体的な方法を提案してもらいます。次のようなアドバイスをもらうとよいでしょう。
必要に応じて専門のアドバイザーなどにつないでもらい、より詳しいプラン作成を依頼するケースもあります。提案してもらったアドバイスをもとに、目標に向けて行動を起こしていきましょう。
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4.まとめ
収入と支出の関係についてお金のプロに相談すれば、効率良く資産を築けるはずです。徹底した節約による過度な節制は大きなストレスにつながりかねませんので、無理のない範囲でマネープランの見直しを検討してください。
お子さんの成長や生活環境の変化などによって、ライフプランは日々変化していきます。そのため、FPへの相談を定期的に行ない、適宜プランの見直しをしていきましょう。
離婚後は、職探しや家探しなどで多忙を極めます。専門家の力を借りることで、これまで気付けなかった解決策にたどり着けるケースも少なくありません。自分だけで解決しようとせず、周囲の人たちに頼ることも忘れないでくださいね。
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