離婚をして独身に戻ると、今後の生活や仕事などにさまざまな問題が生じます。特にシングルマザーは、自身の生活だけでなく子どもの養育費のことなども考えなくてはいけませんよね。
多くの問題を抱えて今後の生活に不安を感じている方におすすめなのが、ファイナンシャルプランナー(以下FP)への相談です。
離婚をしてシングルマザーになった方がFPに相談をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?今回は、FPに相談をするメリット、相談をする際の注意点などについて詳しく解説していきます。
1.FP(ファイナンシャルプランナー)とは
FPとは、さまざまな人の目標や希望を実現させるためのアドバイスやサポートを行なう「暮らしとお金に関する専門家」の名称です。
相談者の夢や目標を聞き出し、それを叶えるための具体的な資金計画を立てて、経済的に実現可能な方向へ導くことを「ファイナンシャル・プランニング」といいます。
ファイナンシャル・プランニングは、「くらしとお金」に関するあらゆる知識を持っていないとできない業務。その豊富な知識を活かし、さらに相談者の社会的立場や現在の経済状況なども把握したうえで、相談者にとって最良のプランを提示し、プラン実現のための最善のサポートを行なうのがFPの役割です。
FPによっては、弁護士や税理士などその道のスペシャリストとのネットワークを持っている場合もあります。FPに相談すれば、さまざまな分野の専門家から的確なアドバイスやサポートを受けられるでしょう。
FPには、必要な知識やスキルを習得したことの証明となる資格があります。資格は国家資格と民間資格の2種類があり、それぞれレベル別に分かれているのが特徴です。
・国家資格:FP技能士(1〜3級)
・民間資格:AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)、CFP(サーティファイド・ファイナンシャルプランナー) |
ただし、FPはいわゆる独占業務には該当しないため、資格取得をしていなくてもFP業務を行なうことは可能です。
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2.FPに相談をするメリット
ここでは、離婚をしたシングルマザーがFPに相談をするとどのようなメリットがあるのかをご説明します。
①対応できる範囲が幅広い
FPが担当するのは「くらしとお金」に関することですが、具体的にどのような項目を相談の対象としているのでしょうか?
FPが担当する項目は以下のとおりです。
・家計管理
→家計の管理、将来の貯蓄方法の提案
・老後の生活設計
→老後の生活資金の準備および生活設計方法の提案
・教育資金
→教育資金の準備手段の提案、奨学金の活用の説明
・年金・社会保険
→公的年金制度、社会保障制度の仕組みの説明
・住宅資金
→住宅ローンの説明(借り方、繰上げ返済、借換え方法)
・資産運用
→退職金の運用方法、投資信託などの金融商品の仕組みの説明
・税制
→医療費控除、配偶者控除、所得税などの仕組みの説明
・保険
→保険の仕組み、必要な死亡保障・医療保障の説明
・介護、医療費
→介護費用の準備、介護保険の仕組みの説明
・相続、贈与
→遺言や相続に関する準備方法、子どもや孫への資金贈与の説明 |
FPは、上記のような幅広い分野の相談に対応できるのが特徴です。
保険やローン、年金、相続などは面倒な手続きが多く、はっきりと仕組みを理解している方は少ないでしょう。そのような今後の暮らしに必要なお金に関するシステムを、FPはわかりやすく説明してくれます。
今後どのような対処をしたらよいのか、具体的で無理のないアドバイスを受けられることが、FPへ相談するメリットです。
②精神的な負担が軽減される
FPへ相談するメリットとして、漠然とした将来への不安を軽減できることも挙げられます。
離婚をしたばかりの方、シングルマザーになったばかりの方は、これまでの生活が一変して、今後どうしたらよいのか不安で仕方がないかもしれません。
特に問題なのが経済面ですよね。専業主婦だった方は配偶者の収入を頼りにできなくなり、自分自身が働く必要があるでしょう。また、シングルマザーの方にとっては自分だけの問題ではなく、子どもが成人するまで育て上げなければなりません。
そのような先の見えない将来に悩んでいる方の心強い味方となってくれるのが、FPです。FPに相談をすれば、その人の生活状況をヒアリングして、その人に見合ったアドバイスやサポートをしてくれます。
今後の生活に負担のかからない具体的な方法をわかりやすく教えてくれるので、ストレスになっていた今後の不安が解消できて、軽やかな気持ちで新生活を送れるでしょう。
具体的なお金の対処法だけでなく、相談者のメンタル面も健全にしてくれるのが、FPへ相談するメリットです。
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3.FPに相談をする場合の注意点
離婚後シングルマザーになった方の心強い味方となってくれるFPですが、相談依頼をする際には注意点もあります。どのようなことに注意すべきなのか、以下より説明しましょう。
①FPの実績・口コミを確認
先述したとおり、FPは「くらしとお金」に関するあらゆる問題に対して適切なアドバイスやサポートをしてくれます。しかし、すべてのFPがあらゆる案件を得意分野にしているとは限りません。
例えば、「子どもの教育・養育資金」のアドバイスを受けたいのに、相談をしたFPがそれ以外の資産運用や税金などの案件の実績を多く持っている場合、他のFPよりもためになるアドバイスが受けられないケースもあります。
自分と相性の良いFPを見つけるには、事前にFPの口コミ・評判をしっかりと調べておくことが大事です。ネット上にあふれている口コミに100%信ぴょう性があるわけではないものの、参考にはなるでしょう。あまりにも悪評の多いFPへの依頼は避けるのが無難です。
初めてFPに依頼をする場合、すぐに相性の良いFPを見つけるのは難しいものですが、事前に何が得意分野か、口コミ・評判はどうなっているかをしっかりと調べておくことをおすすめします。
②FPの資格レベルを確認
FPの資格には国家資格と民間資格があり、それぞれレベル別に分類されています。そのなかで、国家資格の「FP技能士」2〜3級や民間資格の「AFP」は、資格取得の難易度がそれほど高くありません。
FPが国家資格なら1級、民間資格なら「CFP」の資格取得者であれば、質の高いアドバイスやサポートを受けられるはずです。
また、FPの資格を取得していなくても、FPのための専門的な知識やスキルを持っていればFPを名乗って業務を行なうことは可能です。資格取得をしていなくても、良い評判が多く多数の実績があるFPなら相談して問題ないでしょう。
ただし、確実に身になるアドバイスを受けたい方は、FP資格取得者のなかでもFP技能士1級・CFPレベルのFPを選ぶのがおすすめです。
4.まとめ
離婚をして独身に戻った方、シングルマザーになった方のなかには、今後の生活への不安を誰にも打ち明けられずに一人で抱え込んでいる方もいるのではないでしょうか。また、離婚をしたこと、シングルマザーになったこと自体を人に打ち明けるのに抵抗があるケースもあるかもしれません。
そんな悩みを持つ方にとって、くらしとお金のスペシャリストであるFPは、お金に関する現実的な問題の解決策を提案し、心のケアをしてくれる存在です。
離婚をして今後の人生をどうしようか迷っている方は、ハウスウェルへご相談ください。ハウスウェルにはFPをはじめ弁護士、税理士などの専門家とのネットワークもあるため、不動産以外の専門的な相談も受け付けています。ぜひ一度お気軽にご連絡ください。
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