たとえ個室でなくても、何ごとも集中できる場所や環境づくりはとても重要!今回は、住み替えで自宅にワークスペース(書斎)を確保する《5つのメリット》と、物件探しの《5つのコツ》について解説していきます。
住み替えで変わる住まいのあり方。働き方改革や在宅勤務の増加で、住み心地のよい家を求める人が多くなっています。仕事の能率をアップさせるためにも、ぜひこの記事が参考になれば幸いです。
1. 在宅勤務の増加により住み替えが増えている
在宅勤務の増加で、「自分専用のワークスペースがほしい」と住み替えを検討している人が増えています。住環境は仕事の能率に直結するもの。「今の家ではどう頑張ってもワークスペースが取れない」となると、住み替えを検討するのは自然なことですよね。
つぎの章では、ワークスペースを確保する5つのメリットを挙げていきます。
2. ワークスペースを確保する5つのメリット
メリット①集中力を維持できる
ワークスペースがあれば、一人で集中することができます。まわりにモノが多いとあれこれと気になってしまい、ついつい別のことをしてしまいがち。集中力の維持には、誘惑を少なくするのがコツです!
もちろんワークスペースは仕事だけでなく、趣味に没頭するときにも使えますよ。
メリット②オンオフの切り替えができる
パソコンの画面を見ながらお昼を済ませてしまう……。
そんな人は結構いるのではないでしょうか。仕事のオンオフの切り替えができないと、結果的に残業が増えてしまうことにもつながりかねません。
ワークスペースを離れるときは「休憩と昼食のみ」と割り切ることで、仕事の能率アップにつながります。
メリット③機密情報や資料紛失のリスクが少ない
在宅勤務においてもっとも重要なことは、個人情報や機密情報などを守ること!そのためには、背後から覗かれない安全な場所を確保しなくてはなりません。
ワークスペースを確保することで、子どもが資料を触ってしまい紛失してしまうことや、目を離している隙に荒らされてしまうリスクを回避することができます。これは大きなメリットといえるでしょう。
メリット④ひとりの時間を確保できる
仕事だけでなく、なんとなく一人になりたいときってありますよね。誰にも邪魔されない自分の空間があるというのは、それだけでホッとするものです。
思考を整理したり、読書をしたり、友人と電話をしたり。そんなときにワークスペースがあると、気兼ねなく過ごすことができます。
メリット⑤自分好みのレイアウトにすることができる
自分専用のワークスペースは、言い換えると「自分の思い通りにできる秘密基地」のような空間。家のコンセプトと切り離して、好きなようにカスタマイズできるのが面白いところです。
たとえば、ナチュラルな家のなかにモノトーンのシックな空間を創り出してみるとか、洋風の家のなかにお香を焚いて和の要素を取り入れてみるとか。自分好みのレイアウトにしてみることで楽しみが増えますよ。
3. 物件探しはココを見る!新居探しの5つのポイント
ポイント①サービスルームや納戸の有無
最初からサービスルームや納戸があれば、そのままワークスペースとして利用できます。最近は「DEN(書斎)」や「F(フリールーム)」などと表記されている間取り図もありますが、内容的にはサービスルームや納戸と違いはありません。
サービスルームや納戸は法律上「居室」ではないので、コンセントや窓の有無を確認しておきましょう。
ポイント②「部屋数」より「独立性」を確保できるか
個室にこだわるあまりに「部屋数が多いほうがよいのでは」と思いがちですが、間仕切りやロールカーテンをうまく利用することで独立性を確保することができます。
たとえば、リビングにパーテーションを置くだけでも一部屋作れてしまうのです。休日はリビングのパーテーションをなくし、家族で広々と寛ぐのもおすすめ!部屋数よりも「独立性を確保できるか」に焦点を置くことが重要です。
ポイント③「真四角」の部屋より「奥行き」のある長方形の部屋がおすすめ◎
同じ広さの部屋でも、真四角より奥行きのある長方形の部屋のほうが、カウンターや本棚を設置しやすくなります。入り口から離れることで遮音効果もありますし、目の前に窓があれば外の景色を見ながら閉塞感なく過ごせるのでおすすめです。
ポイント④キッチンの近くにワークスペースがあると◎
キッチンから近いところにワークスペースを作ると、作業の途中で家事に戻るのもラク。ワークスペースを作るのは難しくても、カウンターキッチンの一角を活用することで、下ごしらえに時間のかかる料理をしながら作業をすることもできますよ。
ポイント⑤周辺環境が静かな場所を
「周辺環境が静か」というのも重要ポイントです。幹線道路沿いで防音対策ができない物件は、避けたほうが無難でしょう。
4. 住み替えを検討したらやること
やること①不動産会社に査定を依頼する
住み替えでまずやることは、今の家がいくらで売れるのかを知ること。地域密着型で取引件数の多い不動産会社に見積もり査定を依頼しましょう。最低3社くらいには査定を依頼すると安心です。
やること②資金計画を立てる
今の家がどのくらいで売れそうか目途が立ったら、資金計画を立てましょう。「住宅ローンの完済は可能か」「預貯金はどれだけあるか」「いくらくらいの物件を購入できるか」などを把握するため、ここは手を抜かないことが重要ですよ!
やること③スケジュールの確認
いつまでに住み替えたいか、デッドラインを決めておきましょう。「いい物件があれば」とダラダラ探すのは時間の無駄。たとえば「1年以内に住み替える!」と決めてしまえば、いかに早く高く今の家が売れるかに集中することができるでしょう。
やること④妥協点を整理しておく
完璧な家を求めるあまり判断基準が高くなって、なかなか住み替え先が決まらないということもよくあること。家族内で、「譲れない点」だけでなく「妥協点」もまとめておきましょう。
「多少駅から遠くてもいい」「築年数が古くてもリフォームすればいい」などの妥協点を家族全員で共有しておくと、理想に近い家にたどり着ける可能性が高くなります。
5.まとめ
在宅勤務の増加にともない、心地よく家で働くことが求められる時代になってきました。快適なワークスペースを設置することは、仕事の能率を上げ、暮らしの質を高めることにつながります。
住み替えで自分専用のワークスペースを確保したい!という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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