不動産売却は二極化の時代ともいわれており、売りに出すとすぐに高値で売却できる物件がある一方で、売りに出してもなかなか売れない物件も存在します。不動産を売りに出したいけれど、なかなか売却が成立しないとお困りの場合は、何かしら対策を講じなければなりません。
こちらの記事では、不動産が売れないとお困りの方に知っておいてもらいたい「不動産売却を断られる理由」について詳しく解説します。記事の後半では、確実に不動産を売却するための対策にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
1.業者に断られる不動産の特徴5つ
業者に売却を断られる物件には、共通した特徴があります。ここでは、業者に依頼しても断られてしまう不動産の5つの特徴をご紹介しましょう。
①外観が悪い
外観、つまり見た目の良さは、不動産を売却する際に重要な要素の一つ。外壁がひどく汚れていたり、庭や玄関などに雑草が生い茂っていたりすると、買い手にとってマイナスイメージとなります。
外壁が汚れている場合は、クリーニングをするか、ペンキで塗り直すなどの工夫が必要です。雑草が生い茂っている場合は、こまめに雑草を取り除く対策が求められます。
②築年数が古すぎる
あまりにも築年数が経ち過ぎている物件の場合、そのまま売却しようとしてもすぐには売れないケースがあります。修理や修繕のための費用がかさむことから、購入後の出費が懸念されて買い手がつきにくいのです。
特に、戸建ての場合はマンションとは異なり、キッチンやバスなどの水まわり以外にも屋根や外構、外壁など、敷地内に手をかけなければならない部分が多くあります。経年劣化によっていくつも修繕箇所があることが予想できるため、築年数が古ければ古いほど買い手がつきにくくなるでしょう。
③駅からの距離が遠い
物件から駅までの距離が遠い場合も、仲介を断られることが考えられます。
駅までの所要時間の理想は、徒歩15分までといわれています。それ以上ある場合は、駅までのバスが利用できる、もしくは自転車置き場があるなど、他の交通手段を提示することが必要です。
しかし、駅からの遠さをカバーできるプラスの立地要素を添えられれば、不動産の価値を高められます。駅からの距離はあるものの複数駅利用できることや周辺環境の良さ、周辺エリアの治安の良さなどをアピールできるとよいでしょう。
④適切なメンテナンスがされていない
物件に大きく目立つキズや雨漏り、設備などの故障がある場合は、物件の条件が良かったとしても、住宅全体が傷んでいるリスクが高いため断られるケースがあります。また、適切なメンテンスが施されていない物件は。見た目以上に築年数が古く見えてしまう傾向があります。
特に、雨漏りなどの症状が見られる場合は、家の基礎部分まで水分が侵入している恐れがあります。柱のどこかに劣化や損傷、もしくはシロアリが発生している危険性も考えられるでしょう。
このように壊れている箇所や問題のある箇所については、家の保存のためにも適切なメンテナンスを施す必要があります。
⑤地域のニーズと合っていない
一人暮らし向けや駅近のマンションなどが人気のエリアで、ファミリー世帯向けの戸建てを売却しようとしても、なかなか買い手がつかないケースが考えられます。このような場合は、たとえば戸建てをシェアハウスとして活用するなど、地域性や時代のニーズに合うように工夫することが求められるでしょう。
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2.不動産が売れないときに取るべきでない行動3選
不動産がなかなか売却できないからといって、焦って行動するのは非常に危険。間違った行動を取ってしまうことで、大きな損失を被ってしまうリスクが高まります。
ここでは、不動産が売れない場合に取るべきではない行動を3つご紹介しましょう。
①リフォームをする
不動産が売却できないからといって、勝手にリフォームをするのは避けるべきです。買い主によっては、購入後に自分好みにリフォームをしたいと考える方もいます。そのようなニーズを取りこぼさないためにも、専門家のアドバイスをもらいながらリフォームの必要性について考える必要があります。
リフォームをする場合、基本的に物件の販売価格に上乗せすることはできません。リフォーム費用は自費負担となるケースがほとんどであることを理解しておきましょう。
②空き家にする
売却できないからといって、空き家の状態にするのもおすすめできません。居住中の不動産だから売れないと考える方もいますが、実は、居住中の不動産のほうが入居後のイメージがつきやすいというメリットがあるのです。
「住んでいることによって内覧の都合をつけづらい」といった事情がない限りは、売却のために空き家にするのは得策ではないと覚えておきましょう。
③不動産を取り壊す
築年数が古い物件だからといって、取り壊して更地にするのも得策とはいえません。更地にする行為にも、リフォームをするのと同様に多額の費用が必要です。固定資産税が増えたり、家を建てるイメージをしにくくなったりなどのデメリットも生じてしまうでしょう。
住宅が残っている場合のほうが固定資産税は安くなるため、取り壊す場合は、売買が成立してから行うのがおすすめです。
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3.不動産が売却できないときの対処法
売却しにくい物件の特徴や、物件が売却できない際に取るべきではない行動について解説しました。それでも不動産の売却を断られてしまう場合は、これからご紹介する3つの対処法を試してみてください。
①信頼できる不動産仲介業者を探す
不動産業者は、それぞれが得意分野や得意とするエリアを持ちます。売却を断られる場合、物件がその業者にとって苦手な分野やエリアの不動産なのかもしれません。
複数の不動産会社に相談をすれば、信頼して任せられる業者と出会える可能性が高まります。
②買い取りも検討してみる
売却のほかにも、不動産会社が直接物件を買い取る「買取」という方法も存在します。すぐに不動産を手放したい場合や、現金をすぐに手元に欲しい場合などにおすすめの方法です。
ただし、売却に比べて価格が落ちてしまうというデメリットがあるため、一度買取査定をしてもらったうえで慎重に検討するようにしましょう。
③駐車場としての活用を検討する
最近では、不動産の空きスペースを活用して駐車場を設けるケースも多く見られます。わざわざ不動産を取り壊す必要がないため、売却が成立するまで土地を有効活用できるでしょう。
最近では、空き地を有効活用する駐車場マッチングサービスなども人気を集めていますので、一つの手段として検討してください。
まとめ
売れない期間が続くのであれば、放置せずに何か対策を取ることが大切です。不動産がなかなか売却できないとお悩みの場合は、外観や室内のクリーニング、メンテナンスを徹底するのはもちろん、利用する不動産会社について再度検討することも大切です。
複数の不動産会社に相談をしてもなかなか売却できない場合は、利用する不動産会社をあらためて検討し直しましょう。
家を売却しやすくするためには、大手の不動産会社に売却を相談するのも一つの方法ですが、地元密着型で営業をする不動産会社に相談するのも得策です。エリアによっては、大手不動産が参入しない地域もあるため、いわゆる町の不動産会社に頼ることも検討してください。
家の売却を検討している方は、ぜひハウスウェルにご相談ください。売却する際のポイントはもちろん、現在のお住まいの価値を見出し、適切な価格で売却できるよう手厚くサポートいたします。
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