リフォームは家の価値を高めるだけでなく、住み心地を向上させるための重要なステップです。しかし、適切なリフォーム会社を選ばないと、大きなトラブルに発展してしまうケースも少なくありません。依頼をしてから後悔しないためにも、信頼できる業者を見つけましょう。
本記事では、リフォーム業者の種類や選び方、よくあるトラブル事例を詳しく解説します。「リフォームをしたいけれど、業者の選び方がわからない」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
1.リフォームができる業者の種類
住宅リフォームを行う業者は多岐にわたりますが、主な種類は次のとおりです。
▽リフォームができる業者の種類
・リフォーム専門会社
・ハウスメーカー
・工務店
・ホームセンター
・不動産会社 |
それぞれの特徴を理解することで、自分のニーズに合った会社を選べるでしょう。
①リフォーム専門会社
リフォーム専門会社は、その名のとおりリフォームに特化した会社です。専門的な知識や技術を持っており、多岐にわたるリフォームニーズに対応できます。
ただし、リフォーム会社だからといって、すべてのリフォーム工事を請け負っているとは限りません。水回りの工事やバリアフリー施工など専門分野に特化した業者も増えていますので、希望するリフォームに対応できる業者であるかを調べる必要があります。
②ハウスメーカー
ハウスメーカーとは、全国各地や広範囲のエリアを営業範囲とする大手住宅メーカーのことです。ハウスメーカーでは、事業の一部としてリフォーム施工を請け負っているケースがあります。業者によっては、リフォームに特化した子会社を立ち上げている場合もあるでしょう。
ハウスメーカーの多くは、内装をすべて撤去したうえで実施するリノベーションをはじめ間取りの変更や増改築など、大規模なリフォーム工事を中心に請け負うケースが多いようです。
また、ハウスメーカーは知名度が高く、安心感や信頼感が大きいというメリットがあります。一方で、施工自体は下請け業者が行うケースがほとんどです。下請け業者の良し悪しによって、工事の仕上がりは大きく左右されるでしょう。
③工務店
工務店とは、ハウスメーカーよりも狭いエリアにおいて住宅工事を請け負う業者のことです。住宅工事をはじめ、内装や外装など全般的なリフォーム工事に対応できる業者が多いという特徴があります。
自社で設計から施工まで担当する工務店もあれば、設計は提携する設計事務所に依頼するケースもみられます。長年リフォーム施工に携わった実績のある工務店であれば、安心して依頼できるでしょう。
④家電量販店・ホームセンター
近年では、家電量販店やホームセンターなどでもリフォーム工事を行うケースが増えてきました。トイレの便座を交換したり、システムキッチンを入れ替えたりなど、基本的に店舗で取り扱う設備の交換や設置のために施工する業者がほとんどです。
建物全体のリフォームを行っている業者は少ないため、部分的なリフォームを検討している場合に適しています。販売促進の一環でリフォーム工事を実施していることから、安価で依頼できるケースが多いのも特徴です。
⑤不動産会社
物件の売買や賃貸を主な業務とする不動産会社ですが、近年ではリフォームサービスを提供するところも増えてきました。不動産購入後のリフォームや、賃貸物件のリノベーションに特化しているケースが多くあります。
不動産を購入した業者にリフォーム工事を依頼すれば、高い安心感を得られるでしょう。また、複数の業者に相見積もりをしたり、交渉したりする手間が省けるというメリットもあります。
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2.リフォーム会社選びは慎重に！よくあるトラブル事例
大切な家のリフォームを成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。しかし、なかには業者選びに失敗してトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
こちらでは、リフォーム業者に依頼したあとに発生しがちなトラブルを3つご紹介します。
①見積書よりも高額な請求をされた
悪質業者から、事前に提示した見積もりよりも高額な費用を請求されるケースが少なくありません。基本料金を格安に設定している業者や、施工費用の内訳が曖昧な業者には注意が必要です。
現場チェック抜きで大まかな見積もりを依頼してしまうと、もともとの見積書とは異なる高額請求をされるリスクが高まります。「複数の業者に見積もりを依頼して一番安いところに決めたはずが、最終的な費用が高額になってしまった」という方が多いため、必ず現場視察をしたうえで見積書を出してもらいましょう。
②工事内容がずさんだった
大手のリフォーム会社やハウスメーカーに依頼したのに、工事内容がずさんだったというケースも少なくありません。
大手業者に依頼するケースのほとんどは、実際のリフォーム工事を下請け業者や孫請け業者が担当します。施工会社の質によっては、納得のいく仕上がりにならなかったり、工事後にトラブルが発生したりする恐れがあります。大手だからといって安心せず、業者の施工実績についても確認しましょう。
③インターネットの口コミを最優先
近年ではインターネットの口コミサイトが増えており、それらの情報をもとに業者を選んでいる方も多くみられます。しかし、口コミサイトの情報を過信して、悪徳業者を選んでしまったというケースも少なくありません。
一見すると評価の高い業者であっても、実はサクラによるレビューであったり、低評価の口コミを自ら削除していたりすることも考えられます。業者によって情報が操作されている可能性もあるため、信頼しすぎるのは大変危険です。
インターネット上の口コミはあくまでも情報の一部ととらえ、決して鵜呑みにはしないように気を付けてくださいね。
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3.良心的なリフォーム業者の選び方
信頼できる良心的なリフォーム業者を選ぶ際のポイントは、次のとおりです。
▽リフォーム業者を選ぶ際のチェックポイント
1. 希望するリフォームと同様の施工実績がある
2. 費用が安すぎない
3. 保証やアフターサービスが充実している |
それぞれの内容について詳しくご紹介しましょう。
①希望するリフォームと同様の施工実績がある
リフォーム業者によって、得意分野が大きく異なります。そのため、依頼予定の業者について、過去に希望するリフォーム内容と同様の施工実績があるかどうかを確認してください。
業者のホームページやパンフレットで、施工事例や実績をチェックできます。資料の取り寄せが必要な場合は、依頼前になるべく早く取り寄せましょう。
②費用が安すぎない
複数のリフォーム業者から見積もりをとる相見積もりは、予算や条件に合った施工業者であるかを判断するのにおすすめの方法です。
他の業者と比較して明らかに費用が安い場合は、悪質業者の恐れがあるため注意しましょう。同じような材料や設備を使用するはずなのに極端に安いということは、質の悪い材料を使ったり、経験の乏しい従業員が施工を担当したりするのかもしれません。
3〜5社程度の相見積もりを比較して、安すぎず適正な価格でリフォーム工事を請け負ってくれる業者を選びましょう。
③保証やアフターサービスが充実している
リフォーム後に、何かしらの不具合や変更したい箇所が出てくることも考えられます。そうした事態に備えて、施工後の保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶことが大切です。
保証の有無については、その業者が国土交通省のリフォーム瑕疵（かし）保険に加入しているかどうかで確認できます。リフォーム瑕疵保険があれば、施工後に欠陥が見つかったとしても、保険金によって無償で直してもらえるので安心です。
そのほかにも、業者独自のアフターサービスを設けているケースもありますので、事前に確認してくださいね。
4.まとめ
リフォーム業者選びに失敗してしまうと、相場よりも高額の費用を請求されたり、ずさんな工事が行われたりと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
業者に依頼してから後悔しないためにも、すぐに業者を決めるのではなく、複数の業者から相見積もりをとったうえで施工内容に見合った業者を選ぶことが大切です。今回ご紹介した業者選びの3つのポイントを踏まえ、最適な施工業者を見つけましょう。
家の売却やリフォームを検討している方は、ぜひハウスウェルにご相談ください。ハウスウェルなら現在のお住まいの価値を見出し、適切なご提案やアドバイス、手厚いサポートを行うことが可能です。
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