理想の住まいを手に入れたいと考える人の多くは、新築物件の購入を検討しているはずです。しかし、最近では、中古戸建てを自分たち好みのスタイルにリノベーションするという選択肢も注目されています。
そこで今回は、中古戸建てを購入してリノベーションする魅力や注意点について詳しく解説します。マイホームの購入を検討している人や少しでもコストを抑えて物件を購入したい人は、ぜひ参考にしてください。
1.中古物件を購入してリノベーションするメリット
中古物件を購入してリノベーションする5つのメリットをご紹介しましょう。
①新築物件よりもコストパフォーマンスが良い
中古物件を購入する最大のメリットは、費用の安さです。面積や立地が同じような物件であれば、新築と比べて中古の方が3〜4割ほど安価ともいわれています。
国土交通省が発表した「令和4年度住宅市場動向調査」によると、分譲戸建て住宅(建売住宅)と中古戸建て住宅の購入資金の平均額は、以下のとおりです。
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購入資金の平均額 |
分譲戸建て住宅(建売住宅) |
4,214 万円 |
中古戸建て住宅 |
3,340万円 |
参照:令和4年度住宅市場動向調査|国土交通省
つまり、新築物件と中古物件には870万円以上の差があるということです。浮いたお金を活用して、自分たちの好きな間取りやスタイルにリノベーションすれば、高い満足感を得られるでしょう。
②エリアや立地条件の選択肢が豊富
新築物件に限定して希望エリアや立地条件に合った物件を探すのは、とても難しいことです。特に、立地条件の良い場所には既にたくさんの家が建てられているため、新築物件を建てるほどの余裕はないケースがほとんどでしょう。
しかし、中古物件も含めれば、その分豊富な選択肢から物件を探せます。住みたいエリアが決まっていて、立地の良さを優先させたい場合は、中古物件を購入してリノベーションする選択肢がおすすめです。
③理想の間取りやデザインを実現しやすい
リノベーションは、部屋の一部分を改修・解体したり、住宅設備を交換したりするだけではありません。内装や設備を全て解体するフルスケルトンの状態にして、一から住まいを作り上げる「フルリノベーション」という方法もあります。
構造自体を補強して耐震性を高めたり、間取りを含めて内装を一新したりできるので、自分好みの間取りやデザインを実現しやすいでしょう。
④敷地が広く、家にゆとりがある場合が多い
中古物件を購入する場合、なるべく築浅の物件を購入すべきと考える人も多く見られます。たしかに、築浅の物件であれば、建物自体が劣化しているリスクは少ないでしょう。建物の資産価値も高かったり、税制面での優遇措置を受けられたりなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、築30年以上のような築古物件の場合は、敷地が広く、居住空間にも余裕があるケースが多いのです。特に、ベビーブームが起こった1971年〜1974年に建てられた物件は、大人数の家族が住めるように広めに設計されている可能性が高いでしょう。
少しでも広い家を購入したい人は、築古の物件も視野に入れて物件探しをしましょう。
⑤周辺環境や生活の利便性をチェックしやすい
中古物件を購入してリノベーションするメリットとして、既に完成している物件を直接見て確認できることが挙げられます。
現地で内装や外装、建物の管理状況などをチェックできるだけでなく、周辺環境や生活の利便性なども確認できます。近隣のコミュニティーの雰囲気や道路の交通量、公園や公共施設、スーパーなどの様子も知ることが可能なので、実際に生活するイメージをより具体的に持てるでしょう。
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2.中古物件を購入してリノベーションするデメリット
中古物件を購入してリノベーションをするデメリットを4つご紹介します。
①工事期間が長くなる恐れがある
リノベーションの内容にもよりますが、建物全体のリノベーションをする場合は、打ち合わせから引き渡しまで4〜5カ月ほどかかるでしょう。注文住宅に比べると工事期間は短いものの、分譲物件を購入するよりも時間がかかると理解しておかなければなりません。
ただし、物件探しから工事までワンストップで対応する不動産会社に依頼すれば、工事期間を短くすることも可能です。
②希望通りのリノベーションができない恐れがある
建物の元々の構造や工法、物件の建っているエリアによっては、希望のリノベーションを実現できない恐れがあります。
エリアごとに建物の高さや大きさが制限されているケースがあり、敷地面積に対する建築面積や建ぺい率も決まっています。購入予定の物件で自分たちが描く理想のリノベーションができるのか、事前に確認しておきましょう。
③構造部分の老朽化や経年劣化を把握しづらい
中古物件には、構造部分の老朽化や経年劣化の状況を把握しづらいというデメリットがあります。
中古物件を購入するに当たって、経年劣化している部分はリノベーションすれば問題ないとお考えの方も多いはずです。しかし、家の基礎部分や柱、梁などの構造部分は修繕できないケースがあります。さらに、木造物件の場合は、シロアリや雨漏りなどによる腐食が進んでいる恐れもあるでしょう。
中古物件を購入する際は、専門家に「ホームインスペクション」と呼ばれる事前調査をしてもらうことをおすすめします。
④住宅ローンの審査が通りづらい
中古物件を購入する場合、住宅ローンの審査が通りづらいというデメリットがあります。中古住宅は建物の価値が新築住宅に比べて低く、担保力が低いことが大きな理由です。
住宅ローンを組めない場合は、金利の高いリフォームローンを利用するか、自己資金をなるべく多く利用するなどして資金を工面する必要があります。
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3.失敗しない!中古物件の選び方
中古物件選びを失敗しないためのポイントは、次のとおりです。
・建物の基本性能と評価を確認する
・建物の管理状態やコンディションを確認する
・無理のない資金計画が組めるかを確認する |
まずは、建物の基本性能や評価を確認しましょう。「建物の築年月」や、耐震性・耐火性・省エネ性・維持管理性などの基本性能を評価した証明書である「住宅性能評価書」、中古住宅の流通を促進するための制度である「安心R住宅」が付与されているかをチェックしてみてください。
また、建物の管理状態やコンディションもチェックすべきポイントです。屋根や外壁、建具、設備などの状態を確認し、リノベーション費用を含めても新築物件を購入するより安く済むのかを確認しましょう。
無理のない返済計画を立てられるかも、重要なポイントです。中古物件を購入してリノベーションする際は、物件の購入費用とリノベーション費用だけでなく、仲介手数料やローンを借り入れる際の手数料、保証料などの諸費用がかかります。
ローンを組む際は、月々の返済額に無理がないかを確認した上で契約しましょう。
4.まとめ
中古物件を購入してリノベーションするメリットやデメリット、注意点を分かりやすく解説しました。築年数の古い物件でも、きちんとメンテナンスされていれば見た目の美しさや耐久性を維持できるものです。
中古物件を購入してのリノベーションを検討している人は、物件探しからリノベーション工事までのサービスをワンストップで提供できる不動産会社を選ぶのがおすすめです。
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