離婚などをきっかけに家の売却を試みたものの、なかなか売れずに困っている方も少なくないでしょう。家を売り出しているのに内覧希望者が現れなかったり、内覧に来ても成約につながらなかったりすると、本当に売れるのかと不安に感じてしまいますよね。
こちらの記事では、不動産が売れないとお悩みの方に向けて、なるべく早く不動産を売却するポイントを解説します。不動産が売れない3つの理由をはじめ、万が一不動産が売れ残ってしまった際の対処法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.不動産が売れない3つの理由
不動産が売れない理由はさまざまありますが、そのなかでも代表的なものを3つご紹介します。不動産が売れない理由を明確にしておけば売るための効果的な対策を考えられますので、自分のケースに当てはまっていないか確認してみましょう。
①売り出し価格が高すぎる
不動産が売れ残る最も多い理由に、売り出し価格があります。市場相場よりも高すぎる価格を設定してしまうと、買い主は見つからないでしょう。
不動産の価格は、物件の状態や立地条件などに応じて決められます。不動産会社から提案された金額を参考にしながら、市場価格とかけ離れないように売り出し価格を設定してください。
不動産の需要は売り出し時期によっても大きく変動します。需要のないタイミングに高い売り出し価格で販売してしまうと売れ残ってしまうリスクが高まるため、注意が必要です。
②物件に問題がある
売り出している不動産に何かしら問題がある場合は、いくら売り出し価格を安く設定していても買い手は見つからないでしょう。
物件の売り出し価格を決める条件はさまざまですが、次の3つの項目が不利な場合はどうしても売れにくくなります。
・築年数
・立地
・日当たり
例えば、駅からの距離が徒歩10分圏内の物件は人気がありますが、駅からの距離が離れれば離れるほど人気が少なく、売れ残りやすくなりがちです。また、ハザードマップ上で災害の発生リスクが高いエリアに不動産があることなども、売れない大きな理由となってしまうでしょう。
不動産を売り出してから長期にわたって売れない期間が続くと、何かしら問題のある物件なのではないかと買い手が避けるケースも増えてしまいます。
インターネットでの検索などでは新しい物件から表示されるため、同じような条件の物件がある場合、売れない期間が長い物件はライバル物件に負けてしまうリスクも高まります。
なお、住宅ローンの返済が滞っていることが売却理由だった場合は、金融機関が設定する抵当権に従って最終的に競売にかけられてしまいます。競売にかけられた物件は相場よりもかなり低い価格で売却されることになるため、金融機関にとっても大きな痛手となります。
不動産の所有者が金融機関とあらかじめ相談したうえで、任意売却ができるようであれば、不動産会社に事情を説明して売却を依頼しましょう。
③不動産会社に問題がある
不動産が売れ残ってしまう理由として、売却を依頼した不動産会社に何かしら問題があるケースも考えられます。
例えば、
・広告の出し方に問題がある
・買い主候補に対しての情報提供が不十分
・売却する意欲に欠けている
などの理由が挙げられます。
また、より多くの仲介手数料を得るために囲い込みを行なう不動産会社に注意しましょう。囲い込みとは、買い主を公募するのではなく、自社が見つけた買い主に限定して売却を試みる行為のことです。
「不動産会社のサポートを十分に受けられていないと、買い主とマッチングする確率は大幅に下がる」と考えましょう。
家が売れないとお困りの方はハウスウェルに相談しませんか？お問い合わせはこちら
2.不動産をなるべく早く売却するためのポイント
ここからは、なるべく早いタイミングで不動産を売却するために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
①売却までのスケジュールをしっかりと立てておく
不動産を売却するためには、まず買い主候補を見つけることが重要です。さらに、売却に必要な書類をそろえたり、内覧を受け入れる準備を進めたりと、必要な手続きや準備は多岐にわたります。
不動産をスムーズに売却するためには、諸々の手続きや準備を計画的に進めていかなければなりません。
不動産の売却には、売りに出してから最短でも3ヵ月から半年程度の期間が必要です。また、不動産を売り出すタイミングによっては需要が大きく変動するため、売却するタイミングを見極めることも大切です。
値下げを検討するタイミングや内覧に対応できる日取りなどを細かく決めておくことで、営業活動しやすい環境を整えていきましょう。
②売却価格の相場を調べておく
不動産の売買は、あくまでも売り主と買い主の間で進められます。不動産会社は仲介する立場としてサポートやアドバイスをしてくれますが、売り出し価格の決定権は売り主にあるため、売却価格の相場をあらかじめ把握しておくことが重要です。
基本的には不動産会社が売却価格について提案をしてくれますが、あらかじめ相場に関する知識があればスピード感を持って売却に向けた準備を進められます。複数の不動産会社に査定を依頼するなどして、不動産の売却相場を確認しておきましょう。
③信頼できる不動産会社に仲介してもらう
適正な価格で不動産を売却するためには、信頼できる不動産会社に仲介してもらうことが重要です。知名度のある業者であれば安心というわけではありません。不動産会社の実績やサポート内容を総合的に判断して、依頼先を考えていきましょう。
不動産売買では、基本的に専任の営業担当者が売却開始から売買契約までを担当します。営業担当者との相性や営業スキルが非常に大切なポイントですので、慎重に比較・検討することをおすすめします。
3.不動産が売れ残ってしまった際の対処方法
ここからは、不動産が売れ残ってしまった際にとるべき対処法についてご紹介します。
①簡単なリフォームを行なう
購入希望者が内覧した際に悪い印象を与えないよう、ある程度の範囲で簡単なリフォームを実施しましょう。扉が壊れている、壁紙が大きく剥がれているなど明らかな故障や不具合がある場合は、積極的に修繕対応してください。
しかし、大がかりなリフォームやリノベーションをしてしまうと、修繕コストを回収できないリスクが高まります。リフォームすべきかどうかわからない場合は、不動産会社に相談したうえで判断するのがおすすめです。
②更地にして売り出す
築年数が古い物件や劣化がひどい物件の場合は、更地の状態にして売り出す方法も検討してみてください。戸建てを解体するためには解体費用が必要ですので、更地にしておくことで新たな需要を生み出せるかもしれません。
しかし、更地にすると固定資産税が高くなってしまうため、解体するタイミングが重要です。さらに、建物を壊してしまうと元の広さの建物を新たに建築できないケースも出てきますので、安易に解体を選択するのは危険。不動産会社と相談しながら対応策を考えていきましょう。
③不動産会社を変えてみる
不動産会社の対応に問題がある場合は、思い切って不動産会社を変えてみるのも一つの方法です。媒介契約期間が満了した時点で更新しなければ、別の不動産会社と媒介契約を結べます。
ただし、契約が満了していないタイミングで解除してしまうと、それまでにかかった費用を請求される場合がありますので、十分注意しましょう。
④不動産買取を依頼する
さまざまな手段を講じてもなかなか売却できない場合は、不動産会社による買い取りを検討してみてください。不動産買取とは、不動産会社が直接買い取る売却方法で、場合によっては1〜2ヵ月で売却できるケースもあります。
ただし、相場の6割程度で取引されるケースが多いため、手元に残る金額が少なくなってしまうのが大きなデメリット。場合によっては住宅ローンを完済できないリスクもありますので、最終手段として考えておくとよいでしょう。
信頼できる不動産会社をお探しの方は……ハウスウェルにお任せください！お問い合わせはこちら
4.まとめ
不動産がなかなか売れずにストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。不動産のスムーズな売却を実現するためには、信頼できる不動産会社を見つけることが鉄則です。今回ご紹介した対策を参考にしながら、売却方法を慎重に検討してくださいね。
ハウスウェルでは、短期間でスムーズに売却できるよう、きめ細やかなサポートを提供しています。家が売れないとお困りの方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
不動産売却についてのご相談はハウスウェルへ！ぜひご覧ください
0120−2103−07
