不動産の無料査定とは？注意点やトラブル回避法を詳しく解説！｜不動産売却コラム

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不動産の無料査定とは？注意点やトラブル回避法を詳しく解説！

2025-01-23

不動産売却査定

家の査定は原則無料で受けられる

不動産査定が無料で受けられる理由

不動産査定が有料となるケース

無料査定でよくあるトラブル

無料査定にまつわるトラブルの回避方法

まとめ

持ち家を売却する際は、不動産会社に査定を依頼するのが一般的です。しかし、査定と一言でいっても「無料査定」「一括査定」「匿名査定」などさまざまな方法があり、どの方法で依頼すべきか分からないという人も少なくないでしょう。

基本的に、家の査定は無料で受けられるケースがほとんどですが、なかにはトラブルに発展するケースもあります。

今回は、不動産を売却する際の無料査定について詳しく解説します。無料査定を依頼する際の注意点やトラブルの回避方法などを分かりやすく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.家の査定は原則無料で受けられる

不動産の売却査定は、基本的に無料で対応してもらえるものです。

査定には、不動産の状態を直接確認した上で査定額を出す「訪問査定」、資料や依頼者からの情報をもとに簡易的に査定をする「机上査定」などの種類があります。いずれの方法でも、原則として無料で対応してもらえると覚えておきましょう。

なお、査定が終了すると、不動産会社から「査定書」が発行されます。査定書には、査定後2〜3カ月以内に売れる見込み額が記載されています。そのほかにも、次のような情報がまとめられているケースが多いでしょう。

・物件の概要
・市場価格の評価について
・査定価格を割り出した根拠となる情報
・スムーズに売却するためのアドバイス
・法的・技術的な評価

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2.不動産査定が無料で受けられる理由

不動産会社に売却の仲介を依頼し、無事に売買契約ができると「仲介手数料」が発生します。仲介手数料とは、不動産売却が成立した際に売り手が成果報酬として支払う手数料です。

つまり、売買契約が成立するまでは不動産会社に対して支払いの義務はなく、査定に費用が発生することもありません。あくまでも、不動産会社にとって査定は売り手にアピールするための営業活動の一部といえるでしょう。

3.不動産査定が有料となるケース

不動産査定は基本的に無料ですが、不動産鑑定士に査定を依頼する場合は有料となることがあり、これを「不動産鑑定」といいます。

不動産鑑定では、国家資格である不動産鑑定士が周辺環境や建物の状況などさまざまな情報をもとに分析した上で、不動産鑑定評価基準に基づいて不動産の価値を算出します。

無料査定において不動産会社が作成する「査定書」は、公的な書類ではなく、記載される内容や書式も業者によってバラバラです。一方で、不動産鑑定で作成される「鑑定書」は、裁判でも有効な資料として認められます。

次のようなケースにおいては、不動産鑑定が行われます。

・遺産分割のため
・不動産を担保に借り入れをするため
・相続税申告の際に土地の評価額を下げるため

上記のように法的な根拠が必要とされるシーンでは不動産鑑定が求められますが、鑑定費用に数十万円かかってしまうことも多いため、不動産を売却する際は無料査定を依頼するのが一般的です。

4.無料査定でよくあるトラブル

気軽に依頼できる不動産の無料査定ですが、依頼する業者選びを誤ってトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。具体的なトラブル事例は、次のとおりです。

・しつこく営業される
・極端な査定金額を提示される
・近所でうわさになる

よくあるトラブルとして、問い合わせた不動産会社からしつこく営業活動をされるケースが挙げられます。電話がかかってこないようにするためには、「連絡はメールのみ」と制限するのがおすすめです。

また、不動産会社のなかには、相場価格とかけ離れた査定額を提案してくるところもあるでしょう。他の業者よりも優位に立つために、根拠のない高値の査定額を提示するケースも少なくありません。一方で、売却活動に時間や手間をかけたくないという理由から、相場よりもはるかに安い査定額を提示する業者も見られます。

妥当な価格で売却活動を進めていくためにも、売りたい不動産と似たような条件の物件の売却価格や市場相場を把握しておくことが大切です。

さらに、不動産の無料査定を依頼した際に、査定を依頼した事実や査定額が近所の人たちに広まってしまうケースもあります。近所の人たちに売却を検討している旨を知られたくない場合は、事前に不動産会社に相談の上対応してもらいましょう。

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5.無料査定にまつわるトラブルの回避方法

不動産の無料査定にまつわるトラブルを回避するために、おすすめの対策を3つ紹介します。

①営業担当者の対応をチェックする

不動産会社の営業担当者の対応を見て、信頼できるかどうかを確認してください。不動産の売却には、最低でも3カ月、平均して半年程度の時間がかかります。長期間にわたってやり取りをする必要があるため、不動産会社はもちろん、営業担当者との相性もとても大切なポイントです。

質問や連絡に対して素早くレスポンスをしてくれるかはもちろん、スムーズに受け答えをしてくれるか、親身になって対応してくれるかを見極める必要があります。

例えば、査定後にしつこく電話がかかってきたり、査定結果の内容について十分に説明されなかったりなど、少しでも違和感がある場合は他の不動産会社と比較・検討しましょう。

②査定額の根拠をチェックする

不動産の無料査定でよくあるトラブルとして、査定時の価格と売却時の価格に差が生じるケースが挙げられます。高額な査定額を提示されたという理由だけで不動産会社を選んでしまうと、このようなトラブルに発展する恐れが高まるため、注意が必要です。

類似物件の販売事例や公法上の規制など、査定額の根拠が明確に提示されているかを確認してください。また、査定額の根拠が妥当であるかを判断するためにも、不動産の市場相場をある程度調べておくことも忘れないようにしましょう。

③査定額を鵜呑みにしない

不動産会社がいくら根拠のある査定額を提示したからといっても、その査定額を鵜呑みにするのは危険です。不動産の査定額は売却額を保証するものではなく、あくまでも目安として考える必要があるためです。

売り出すタイミングや市場状況によっては、実際の売却額が下がってしまう場合もあると理解した上で、無料査定を依頼しましょう。

6.まとめ

不動産査定を無料で依頼できる理由や、無料査定を依頼する際の注意点を紹介しました。不動産査定は原則無料で依頼できますが、信頼できる不動産会社に依頼することでトラブルを未然に防げるでしょう。

無料査定のなかには、複数の不動産会社に一括で査定の申し込みができる「一括査定」があります。ただし、一括査定を依頼すると複数の不動産会社から電話がかかってくる恐れがあるため、注意が必要です。また、対象外の地域に該当していて一括査定を受けられない場合もあります。

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