離婚を前向きに考えて「第二の人生を楽しもう!」という方もいれば、「今後の生活が不安で仕方ない……」という方もいるでしょう。
離婚にはさまざまな「原因」が存在します。その原因のせいで、離婚後にストレスで気分が落ち込んだり、やる気が出なくなったりすることもありますよね。
これからの生活やお金のことを考えなくてはいけない日々の中で、自分を責めすぎると体にも精神的にも悪影響をもたらします。最悪の場合、うつ病を発症してしまう方も。
そこで今回は、うつを回避するためのストレス解消方法をご紹介します。離婚後の第二の人生を楽しむ準備をしていきましょうね。
1.なぜ離婚はうつ病になりやすい?
「円満離婚」という形ですっきり別れる夫婦もいますが、大半の離婚は話し合いや喧嘩によってストレスがかかるもの。ここでは、うつ病の原因になりうる離婚のストレス原因を解説します。
①離婚を「切り出した側」のストレス原因
「離婚を切り出すほうは気分がすっきりしてストレスがなくなるのでは?」と思った方も多いかもしれません。一見、離婚を切り出した側は何のストレスもなく過ごせそうですが、実は「特殊な」ストレスがかかります。
いざ離婚を切り出して新しいパートナーと生活を始めても、「長い間一緒に頑張ってきたパートナーに対して申し訳ない……」という気持ちになり、自分自身を責めがちなのです。
いくら相手と合意して別れたとしても、
・自分がもう少ししっかりしていれば離婚にならなかったのでは?
・自分が我慢していれば離婚に至らなかったのでは?
・あのときじっくり話し合っておけば……
などの強いストレスを感じてしまい、どんどん自分を責めてしまうことがあります。うつ病への第一歩を歩むことになってしまわないように、自分を責めすぎないようにしてくださいね。
②離婚を「切り出された側」のストレス原因
離婚を切り出したほうが「裏切ってしまった」とストレスを抱えるのであれば、離婚を切り出されたほうは「裏切られてしまった」とさらにストレスを抱えることになります。
「まさか離婚を告げられるとは思っていなかった」という場合はなおさらです。
・私の何がいけなかったのだろう……
・料理が美味しくなかったのかな……
・家庭での居場所がなかったのかな……
などと、今までの生活を振り返って呆然としてしまうでしょう。
また、「今後の生活はどうしよう」「1人で生計をたてていけるのか?」など、経済的な不安から強いストレスを感じてしまうことも。中には頭がパニック状態になる人もいます。
できるだけ周りの友人や親などに相談し不安を打ち明けて、1人でストレスをためこまないようにしましょうね。
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2.離婚後のうつ症状
離婚後に次の症状がある方は要注意です。
・気分が落ち込む
・やる気の低下
・マイナス思考になる
・体に症状が出てくる
これらの4つの症状について詳しく見ていきましょう。
①気分の落ち込み
何か原因があるわけではないのに気分が異様に落ち込んだり、「生活していけなかったらどうしよう」などと不安を感じたりする症状が出ます。気分面での「抑うつ※」状態です。
※抑うつ……うつ病のいくつかの症状が持続している状態のこと。
②やる気がなくなる
何においてもやる気がなくなる症状が出ます。
「仕事をしたくない」
「外にも出たくない」
「誰にも会いたくない」
時々これらの症状が出ることはよくあるかもしれませんが、常にやる気がおきない状況が続くようであればうつの可能性もあります。
③マイナス思考になる
「どうせうまくいかない」「私はダメな人間だ」など、常にネガティブな思考になることがあります。思考力が低下し、色々なことを考える余裕がない状態に。周りも見えなくなり、物忘れも多くなりがちです。
④身体に症状が出る
・食欲がない
・頭痛がひどい
・夜眠れない
などの症状が身体に表れることがあります。また、体重が減ったり冷や汗が出たりする場合も。うつの症状は肉体面にも影響を及ぼします。
3.うつになる前に!ストレスを解消しよう
離婚のストレスで「うつになるかも」と不安に感じている方もいるでしょう。うつになる前にストレスを解消することが大切です。
ここでは、6つのストレス解消方法を紹介します。
①休養をとる
人は日ごろからさまざまなストレスの中で生活をしていますよね。時には会社や仕事を1日休んでみるのも効果的です。
「1日中スマホを使わない日」を決めておくのも良いでしょう。現実を忘れてリフレッシュすると、ストレスが解消されることもありますよ。
②環境を変える
夫婦で暮らしていた家に住んでいると、どうしても結婚生活を思い出してしまいます。思いきって引っ越しをしてみるのもおすすめ。
「家を買う」のも良いストレス発散になるかもしれませんよ。環境を変え、生活を変えてみましょう。
③同じ境遇の人と話す機会を持つ
つらい離婚を経験した方の話を聞くのもおすすめです。「私と同じ経験をしているんだ」と共感することで、気持ちが楽になるかもしれません。
SNSで同じ境遇の方をフォローして、日ごろどういう生活をしているのかを参考にしてみるのも良いでしょう。
④新しいことにチャレンジする
離婚をして自由になったことをプラスにとらえてみてください。「これからは好きなことにチャレンジできる!」という前向きな気持ちになると、気分がすっきりすることも。
ゴルフやジョギングなどを始めてみるのはいかがでしょうか。
⑤今までの生活を振り返る
今までの結婚生活のことを一度思い出してみましょう。
離婚してショックは大きいけれど、そのまま結婚生活を続けていて本当に幸せだったのかを落ち着いて振り返ってみると、案外「どうでもいいことで悩んでいた」「切り替えて新しい人生を楽しもう」という晴れやかな気持ちになるものです。
⑥カウンセリングに行ってみる
1人で解決するのが難しいと感じる方は、カウンセリングを受けてみましょう。自治体が設置している「こころの健康相談統一ダイヤル」「よりそいホットライン」などに電話をしてみるのもおすすめです。
あなたが思っていること、不安に感じていることを思いきって吐き出したら、気持ちがスッキリすることもありますよ。ぜひお試しください。
参照:こころの健康相談統一ダイヤル
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html
参照:よりそいホットライン
https://www.since2011.net/yorisoi/
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4.まとめ
離婚後は生活やお金のことで悩みが多くなりがち。うつになる前の対策をぜひ試してみてくださいね。
あなたは決して1人ではありません。相談する人が周りにいない場合はカウンセラーに相談できます。それでも解決できないときは、専門家に相談しましょう。
・新しい家を探したい
・離婚後の生活や手続きなどをする気がおきない
・気持ちが落ち込んでいてどうしようもない
このような悩みがある方は、弁護士などの専門家と提携している不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。きっとあなたに寄り添ってくれるパートナーになるはずです。
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